氷と炎の国から学ぶ~自然がお好き?それならアイスランドを旅しよう~
ついに来た、最北端の地!
地球の最北端、アイスランドに上陸。
いつも通り飛行機を降り、空港を出る。
目で肌で感じる、異国のにおいみたいなもの。
曇り空と吹き付ける冷たい風。
圧倒されて、言葉にできない恐怖が心を支配する。
(自然の迫力が物凄い!!)
唯一の国際空港は首都レイキャビークから西に50㎞の場所にある。
空港と首都の間には、ただただ純粋な大自然だけが広がっている。
移動中には瞬きせずに景色を眺めるのがおすすめ 。
レイキャビクは、中心地だけあってある程度栄えているのだけれど、
お店の閉店時間が早かったり、若者向けのショップが少なかったりと、
他のヨーロッパの首都と比較しても圧倒的に落ち着いている。
国全体が静寂な、ひっそりとした感じ。
アイスランドの地熱利用がスゴイ
1週間ほど前から、レイキャビーク郊外(つまりここは山の中)で生活をしている。
これまた静か。
この場所では身をもって多くの学びを得た。
アイスランドで使われているエネルギーは
その100%が自然エネルギーであることを
ご存知だろうか。
特に個人的に印象的だったのは、
地熱の力。
いたるところに温泉が湧いているのが目新しく、面白い。
(ゴオォォォォっ、と。湧き出てます。)
我らが日本もアイスランドと同様、島国である。
実は地熱の埋蔵量だけみると、日本の方がちょっとだけ勝ってるそう。
でも、その利用に関しては、アイスランドの方が圧倒的に進んでいる。
例えば、水道から出てくるお湯からは硫黄の香りがしたり(!)
ほぼすべての家庭内にある電気や暖房には、地熱が利用されていたり。
余談だが、外に雪が降っていても、室内はかなり温かい。
そのほかにも、グリーンハウスや温泉プール、融雪など、その活用方法は様々。
普通に生活しているアイスランド人は必ず何らかの形で地熱にお世話になっていることになる。
いいね!
正直に言うね。
日本もやったらよくない?って思った。
何を無責任にほざくんじゃ、と自分に向かって言ってる。
調査や開発にはそれなりの時間がかかるだろう。
環境アセスメントなんかの措置も必要だろうし、そりゃあとんでもなく手がかかる。
大変だろう。
無力な学生のくせに、簡単に言うなこの、って思われるのも無理はない。
代替エネルギー→原発根絶?
東日本大震災を皮切りに、原発なくしましょう、って動きは強くなった。
でも、原発なくなっちゃたらその分の埋め合わせどうするの、って意見があって
結果廃炉に至らない原発が全国に残っている。
(むしろ再稼働に向けて動いているところもあるみたいだね...)
福島原発からそれほど遠くないところに実家を持つ身としては、
『再稼働させないでええええ』と心で叫んでる。
原発なしでどうするの、さすがに厳しくない?
⇒多分だけど原発なしじゃ無理じゃない?
⇒とりあえず保留しとこ。
ではなく
原発なしでもなんとかするためにはどうしたらいいかな
⇒環境に優しい代替エネルギーを生み出そう
自然エネルギーの開発への投資を大きく増やそう
なんとかして現状打破に向けて頑張ろう!
って意見が多くなったらなあ、
そして政府さん頑張ってくれたらなあ、
っていう、無知だけど素直な大学生のつぶやきです。苦笑
まとめ
アイスランドでは、実際に地熱エネルギーの恩恵を受けたり、
農家のおじいさんにゴミについて怒られたり、手つかずの自然と対面したりと
常に環境について考えている。
教育課程では、地球環境に配慮した生活が大事だよ、と言われてきて
エコバックとかマイボトル使っていたはいいものの
それらの行動が結果としてどうなるのかは見えにくいし
本当にやってる意味あるんだろうか、と感じてしまうことが多かった。
地球の裸の姿を見て、直接的に自然からの恩恵を受けて。
地球への愛おしさMAXになった今、
この地球を守りたい!って心から思えるのです。
自分にできることはかなり限られているけど、
この経験を話すことで家族や友人数人だけにでも共感してもらえるかもしれないし
できたら一緒に自然の美しさを楽しんで、エコな生活への関心を周りまで巻き込んで高めていけたらな、なんて。
押し付けてやらせるのは嫌だけど、少しでも多くの人が地球と真正面から向き合えたなら、原発なくそうの動きだったりも含め、社会的なエコ意識レベルも高まってくるんじゃないだろうか。
筆者はまだまだまだまだ未熟なので、こんなこと偉そうに言ってる自分が恥ずかしいんだけど、責任をもってエコ生活に徹する覚悟はできた。
そしてもし少しでも気になったら、ちょっとずつ節電してみたりゴミを増やさないように意識してみたりしてはどうかな。
少なくとも私は嬉しいです。
地球を愛するすべての人や未来の子供たちのも、きっと喜んでくれるはず。
それでは、残りのアイスランド生活も楽しんでいくぞっ