長野県松本市の完全菜食主義「Healthy Penguin Cafe」に行ってきた
ビーガンという言葉を聞いたことがあるだろうか。
ようやく日本でも認識され始めたような気がするが、まだまだビーガンとして生きていくには大変なことが多い。
ビーガンとは、健康意識・道徳的な観点・環境への配慮・または宗教上の理由などから、動物性の製品をできる限り消費せずに生活を送る人たちのことだ。ベジタリアンの強化版といった所だろうか。
食事に関していうと、お肉やお魚はもちろんのこと、卵や乳製品に関しても避ける。毛皮を使用して作られた衣類、動物実験を行って作られた日用品なんかも、人によっては徹底的に消費しないように心がけている。
今回はそんな人たちに嬉しい、さらにビーガンでない人たちにとっても美味しい料理が食べられるカフェ「Healthy Penguin Cafe」に行ってきた。
場所は?
このパキッとした可愛い青の壁が目印!
松本駅から徒歩15分くらいかな。縄手通りの横っちょの小路にある。
食事の感想は?
じゃじゃん。
申し訳ない。メニューの名前を忘れた。
ランチは2種類から選ぶことができ、私はビーガンのフランスパンとアボカドディップ、ビーツのフムス(めちゃめちゃピンク!)、サラダのプレートを注文。一緒に行ってくれたお友達はタイのイエローカレーを食べていたよ。
味 ★★★★☆
ボリューム ★★★★★
インスタ映え★★★★★
スタッフ ★★★★★
お値段 ★★★☆☆
【感想】
店内に入ると、感じの良いオーナーさん(海外出身)が席を案内してくれる。席数は多くない。金曜日のランチタイムに訪れたが、席は満席だった。オーナーさんが英語を話せることもあり、海外からのお客さんも見えていた。
内装はこじゃれててかわいい。洗練された空間というよりも、ゲストハウスのような温かみのある雰囲気。黒板におすすめのメニューが書いてあったり、木目の優しい印象を生かしたインテリアが多かったり。感動したのは、飲み物提供の際に一緒に出してくれるストロー。プラスチックじゃなくて、金属製のものだった。エコだね、好き!
まず頂いたのはサラダ。野菜が新鮮なのが伝わるみずみずしさ。わー、今、体が喜んでいるぞ~٩( ''ω'' )وっていうのが感じられる。ドレッシングにはほんのり酸味があって、意外と思うかもしれないが和風。(個人の感想です)
次に、アボカドのディップが乗ったパンをパクリ。ディップにしっかりと味がついていておいしい。見かけによらず、食べにくさもそこまで感じなかった。パンの歯切れがいいからかな。普段からできるだけ菜食を取り入れていることもあり、個人的に味は濃いめに感じた!これはビーガンの人以外にもウケそうだ。
そして気になるのがビーツのフムス、君だ。なんといっても、ピンク色の強さに衝撃(画像参照)。いや、主張の強さよ。もはやピンクというよりも赤い気がするけどこれ食べても大丈夫なやつだよね?てか、ビーツってフムスにするものなの???いろいろ考えつつドキドキしながらもポーカーフェイスを保ち、フォークですくってパンにちょびっとつけた。
※フムス…ゆでたヒヨコマメに、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理。(Wikipediaより抜粋)
体内の消化器官が真っ赤になることを覚悟し、思い切って食べてみると、(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!外見の派手さとは裏腹に意外とマイルドで食べやすい!そこからはとまらずにパクパク食べて、しっかり間食した。ごちそうさまでした。
ちなみに食後にはお決まりのコーヒーを。ちょっと薄かった気もするけど、ちょうどいい温度で出してくれたし、しっかり苦かったから満足した。
お会計の際に、オーナーさんが「どうでしたか~?」とフレンドリーに感想を聞いてきてくれたので、「ビーツのフムスって初めて聞いたけどおいしかったです!」って言ったら、「ずぅ~っと作りたくて試行錯誤してたんですよ~、やっと美味しくできて皆さんに食べてもらえてうれしいで~す」と驚きのペラペラ日本語で喜びを語ってくれた。それがかわいかったので、また来たときはもっとちゃんと感想言おうと思った(*‘∀‘)
まとめ
動物性のものを使わずに食生活を送るビーガンたち。
「何食べて生きてるの?」と疑問に感じる人が多いだろう。
彼らはサラダだけ食べているわけではなく、ちゃんと栄養のあるご飯を食べて生きている。しっかりと栄養素を考えて食べることは必須になるが、そうすればお肉を食べずともかなり健康的な食生活を送ることができる。植物性のものからとれない栄養素は、ビタミンB12を除いて一つもないといわれている。
実は筆者も、自宅にいるときはできる限りの菜食生活を心がけている。しかし、やはり大学のお友達やゼミ・サークルでの付き合いでレストランでご飯を食べる機会も多く、どうしても完全にお肉やお魚を食べないということは難しい。人に気を使わせたくないため、自分の考えを公にすることをためらっている状況だ。
そんな中、自宅から行ける距離にこんなに素敵なビーガンカフェがあることはとても喜ばしいことだ。可愛くておいしい、そしてビーガンでない人でも全く違和感なく楽しめるカフェがもっと増え、レストラン選びの選択肢がさらに増えることを期待する。来年は東京オリンピックが開催されることもあり、多様な文化的背景を持った人たちがどっと日本中に訪れることになる。ビーガンやベジタリアンに対応したメニューを提供することには、強い意義があると感じている。
今回訪れたヘルシーペンギンカフェ、営業時間は11:00~17:00で、お休みは水曜日だそう。新鮮な野菜をこんもり食べて元気になりたい人はぜひ足を運んでみてほしい。