【大学生向け】レポートに困ってるならこれを読め!論理的な文章の書き方講座
こんにちは。
新元号一発目でございます。
大学生、特に新入生のみんな。入学してあっという間に1ヶ月が経ったね。
「大学の課題でレポートが課されたけど、どう書いたらいいの?」
って悩んでる人も多いんじゃないだろうか。
新入生かどうかに関わらず、なんとな~くレポートを書いちゃっている大学生もいるだろう。
本記事は
- レポートの書き方がわからない
- レポートを書くのにすごく時間がかかる
- 自分の書いたレポートに自信が持てない
- 「良いレポート」とはどのようなものか知りたい
といった大学生に向けた内容で執筆した。
理系・文系問わず、どの分野でも生かせるポイントをシェアする。
参考にして貰えたら嬉しい(´・ω・`)
大学におけるレポート
大学の講義などで、「○○のテーマについて2000字のレポートを書いてこい」という課題が課されることがある。
さて一体、大学生はそのレポートとやらを書くとどうなるのか。
自分の意見を教授に伝えることができる。
うまく伝わると、それが成績にも反映される。
授業をちゃんと理解してるか?
社会問題についてどう考えているか?
実験の結果はどうだったか?
テーマは学部や教員によっても様々だろうが、“問い”が設定されている場合が多い。
例えば、「今回の授業で最も重要だった点は何か」といった出席確認を兼ねるものから
「増税に賛成か、反対か」と直接意見を問うてくるものまで、無数に存在する。
もしこの“問い”が設定されていない場合、自分で作ってしまうとよい。
テーマが「あなたの宝物について書きなさい」であった場合、「クマのぬいぐるみは本当に必要か」という問いを立てる。
その“問い”に対しての答えを「自分の意見」として述べるのが、レポートだ。
レポートの構造
基本構造
- 第一文⇒主張
- 第二文⇒理由
- それ以降⇒具体例
という流れで書いていく。
[例1]テーマ「消費税増税に反対か、賛成か」
⇒“問い”がはっきりしている。その問いに答えればOK!
主張:増税に賛成!・・・・・・これが問いに対しての答え
理由:財政改善のためには最良の方法だから・・・・・・主張を支える理由を述べる
具体例:少子高齢化に伴う社会保障費増大の現状、増税に伴う効果について・・・・・・理由を支える具体的な根拠を示す(信頼できるデータを引用する※など)
私は消費税の増税には賛成である(主張)。何故なら、増税をすると、日本の財政を助けることができるからだ(理由)。我が国が抱える最大の社会問題の一つとして少子高齢化問題が挙げられるが、高齢者人口の増加とともに社会保障費も膨らんできている。厚生労働省によると、国民総所得額に対する社会保障給付費の割合が年々増大しており、1970年には5.77%だったものが2018年には29.29パーセントにまで増えている。~~中略~~ 消費税を増税して得られる分の財源は、全て社会保障費に充てられる。消費税による財源確保においては、年齢や収入に関わらず幅広く税金を集めることができ、税収が経済状況の影響を受けにくい。~~続く~~
厚生労働省(2018)「社会保障給付費の推移」
https://www.mhlw.go.jp/content/syakaihosyoukyuuhuhiosuii.pdf
イメージはこんな感じ。
主張⇒理由⇒具体的なこと
と並べると、論理的に書ける。
[例2]テーマ「あなたの宝物について書きなさい」
⇒この場合、“問い”がない。自分で問いを設定する。
😌「宝物か~、おばあちゃんにもらったクマちゃんのぬいぐるみかな」
😌「よし、レポートを書く際の“問い”は『クマのぬいぐるみは本当に必要か』にしよう」🐻
主張:ぬいぐるみダイジ!・・・・・・これが問いに対しての答え
理由:心が癒されるから・・・・・・主張を支える理由を抽象的に述べる
具体例:実体験・・・・・・理由を支える具体的な根拠を示す
また同じ。
主張⇒理由⇒具体的なこと
の順番で書いていく。
クマのぬいぐるみをガラクタ扱いする人もいるが、私にとっては大切な宝物である(主張)。その理由は、クマのぬいぐるみは人の心を癒す効果を持っているからだ(理由)。先日仕事でミスをして精神的に落ち込んでいた時、ぬいぐるみに向かって弱音を吐いた。特に何をしてくれるわけでもないが、クマの愛らしい目や柔らかい生地に癒され、前向きになることができた。もしぬいぐるみがなかったら、立ち直るまでにはさらに多くの時間がかかってしまったことは明確だ。さらに、そのぬいぐるみは祖母からの贈り物でもある。実家を出て独り暮らしを始める私が寂しくならないようにと、祖母が渡してくれだのだ。ぬいぐるみを見るといつでも祖母がそばにいる気がして、大きな心の支えになっている~~続く~~
一度描いてみると、感覚が掴めるかも。
とにかくやってみよう。
- 問いに答える主張
- 主張を支える理由
- 理由を支える具体例
この3点をしっかり意識してね。
書き始める前に準備すること
- テーマを確認
- 問いを確認(or設定)
- 主張(第一文)は問いに答える形でズバッと言い切る
- 具体例(第三文~)として使えるデータ・実体験を整理
- 引用する場合は、文献リストを作成するなど正しい方法で行う
準備ができたら書いてみよう
- 第一文⇒主張・・・○○は◇◇だ!
- 第二文⇒理由・・・その理由は、△△だからだ(抽象的に述べる)
- それ以降⇒具体的なこと・・・例えば、、、、(具体的な情報で第二文を支える)
を意識しつつ、文章にしてみよう!
見直しのポイント
第一文
自分の一番言いたいことを主張できている?
はっきりとした意見になっている?
第二文
主張をしっかりと支える理由になっている?
具体的すぎないか?
第三文以降
説得力のある/信頼できる情報があるか?
引用は正しくできているか?
理由(第二文との関連性はどうか?)
まとめ
何度も書いたからもうしつこいよ!って思われるかもしれないが、それくらい大事なことなのでもう一度だけ書いておく。
主張⇒理由⇒具体例
の順番で書いていけば、論理的な文章が書けるようになる。
新入生。入学して一か月ほどが経ったね。
大学には慣れたかな?
レポートなどの課題を着実にクリアしていくことは、この先4年間大学生活の質を上げることを考えるとかなり重要だ。
今、どれだけ土台をしっかり固められるかが勝負となる。
大学のレポートをしっかりと書くことで、普段のコミュニケーション能力の向上も図られる。
頭の中にある考えを言語化することに慣れ、物事をわかりやすく説明できるようになると、コミュニケーションが円滑に取れるようになる。一気に社会性が育まれる。
この記事を読んだことをきっかけに、良い結果を出してもらえたら嬉しい。
学生同士頑張ろう!\(^o^)/