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海外ボランティアって何がいいの?私が休学を決めた最大の理由

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大学生だからか、ボランティアをしていて「就活で使えそう」と言われることが多い。

 

就活のためにボランティアをしているわけではないから、いつもなんとなく答えに困る。

 

 “留学しようかな?”と他の選択肢も視野に入れていたが、様々なことを考慮して、最終的にボランティアをしようと決めた。

 

現在その活動中であるが、今回は実際やってみて感じていること、メリットを中心に述べる。

 

 

 

 

 

海外ボランティアって何するの?

⇒海外のどこかで誰かのお手伝い

 

【今まで参加したものの例】

・ベトナムにて日本語教室を開く

・ミャンマーにて村の生活補助、文化交流、子ども支援

・アイスランドにてWeb冊子の刊行

・ドイツにて乗馬場の運営お手伝い、家事サポート

 

このように活動内容が多岐に渡りすぎているので、“何でもやる人”と考えれば間違いない。(笑)

 

 

 

 

海外ボランティアに対する批判

・自分で稼いだ大きなお金を寄付した方が合理的

・一時的なものでしかないだろう

・自己満足でしょ?

 

ボランティア参加者の立場として、こういった批判をされるのは分かっていることであっても辛い。(´;ω;`)ウゥゥ

確かにボランティアをするだけでは貧困問題も移民問題も環境問題も解決しない。けど私たちがボランティアをしているのにはちゃんと理由がある!!

 

 

 

例えば、稼いだ大きなお金を寄付することで、現地に沢山のゴミ箱を置くことはできる。

ボランティアがいなくても、そういった分かりやすい変化は起こせるし、実際そういう人のことすごく尊敬する。

ただ、ゴミ箱を寄付して「ここに捨ててください」とメッセージを送ったところで、現地が綺麗になることは絶対にない。

現地に足を運んで初めて分かったが、どうにもならないくらいそこらじゅうゴミだらけで、ポイ捨てが常識の国もある。

そういった国の人たちにゴミ箱をあげても、ただ「なにこれ、いらない」と思われてしまうかもしれない。

最悪、目先にお金に困った現地の人たちは、それを現金化するために売却してしまうだろう。

 

そこに誰かが実際に訪れて一緒に生活し、心からのつながりを構築して、ゴミをしっかりゴミ箱に捨てることの大切さについて知ってもらえたとしたら、少しずつゴミ箱を活用する人は出てくる。

与える側、受け取る側という構図ではなく、現地の人が彼ら自身の現状を理解するお手伝いとしての存在でいることが、ボランティアの大切な役割だと思っている。

 

一時的なものでしかない、という意見も分かる。

現地にいられる期間は決まっているし、ボランティア間での引継ぎの甘さも問題視されている。

ただ、そこでできた友達はみんなFacebookなどのSNSで繋がって、ときどき現状報告をしてくれたり、成長を見せてくれたりする例もある。

日本語を学びにきてくれたベトナムの方たちとは頻繁に連絡を取り合っていて、未だに楽しく先生をやらせてもらっている。

生徒さんのうち数人にだけでも良い影響を与えられたかなと思うと(自己満かもしれないが)行ってよかった、と心底感じる。

 

一気に何かを変えようとするとお金もすっごいかかるし、私には到底できっこないと思ってしまう。

けれど、実際誰かひとりの心に残ってくれたらそれでいいじゃん、と気楽に考えてボランティアをしている。

 

「海外に行ってボランティアする」っていうとまるで世界を変えようとしてるみたいに聞こえちゃうのかな...。

確かに、その場で残せるものは少ないのかもしれない。

ただ、誰かしらがボランティアのいる意味を理解してくれて、家族や友人にそれを伝えてくれたり、勉強を続けてくれたりしたら、それでいい。

そもそも、物事を深く理解したり問題意識が広まっていったりする過程には時間がかかるものなのだ。

 

 

空想上の話だが、仮に将来いろいろとうまくいって寄付する余裕があるくらいにお金が貯まったとしたら、勧んで(海外国内問わず本当に必要そうなところへ)寄付したい。

けれど、現状を深く知らないままポンってお金だけ寄付するようなことは絶対にしたくない。

援助される側が具体的にどんな問題を抱えているのかしっかりと理解したうえでなければいけない。

「先進国からのボランティアが、勝手にお金や物をくれる」という認識だけが広まってしまったとすれば、その国の成長を止めてしまうことになりかねない。

しっかりと根底の問題を理解するには、実際に足を運んで現地の人からお話を聞くくらいしないといけない。

現地の人から直接学ぶことで具体的な需要は何かが明確になるし、自分に付随する人間関係がその場所にあるとなると、一度きりでない、継続的な支援に繋がる。

 

ボランティアなんて自己満でしょ?と言われちゃったら、それもそうだな、って思うかも。

自分がやっていることに満足してるのって、働き手として考えると最高じゃないかな?とも思うけど(笑)

 

ボランティアであることに誇りを持っているし、だからこそ、何かできることはないかなぁって常にいろいろ探してる。

そのうちできることが増えて、相手にとっても自分にとってもプラスになるなんてこともあったりしてね。

 

 

 

海外ボランティア参加者にとってのメリット

・現地の人と関わりを持てる、現地の暮らしを体験できる

・他国からのボランティアと仲良くなれる

・日本人としての自分の能力を生かせる

・グループ内での役割分担がうまくなる

・語学力アップ

・様々な分野のお仕事に挑戦できる

・生活のための知恵がつく

・視野が広がる

・子供や動物と触れ合える機会が多い

・社会への理解が深まる

 

 

留学やインターンで得られるような経験とは少し違ったことが経験できるのが特徴。

 

一番良かったのは、ありきたりだが現地に友達を作ることができた点。

その国への理解もより一層深まるし、彼らも日本人の友達を持っていることで、日本語の勉強をしっかりと続けてくれいていたり、ごみの分別方法を広めてくれたりしている。

海外ボランティアをただの自己満だけで終わらせるのはなんだか悔しいと思っていたので、こういった成果が見えた時は本当にうれしい(*‘∀‘)

しっかりと人間関係を築くことは、ボランティアの成果を出すためには必須だと思う。

 

 

自分にとって良かったことは数えきれないほどあるが、分かりやすいところで言ったら語学力の向上環境への意識の変化が大きい。

 

英会話力を伸ばすことができたのはもちろん、英語以外の言語にも自然と挑戦するようになった。

アウトプットの機会に非常に恵まれている(もはや逃げは許されない)環境であるため、学んだ表現をすぐに実践で使うことができる。

とても効率的に会話力を上げることができたように感じる。

 

環境への意識は、アジアからヨーロッパに拠点を移してボランティアをしたときに、大きく変化した。

ヨーロッパでは環境に優しい取り組みが至るところで導入されており、ビニール袋を好き放題使いまくっていたアジア圏から移動してきた際、そのギャップにかなり衝撃を受けた。

ボランティアハウスでの生活のルールとしてもエコなライフスタイルが徹底されており、「この取り組みは日本も見習うべきだなあ」と学ぶことが多々あった。

 

実際に地球にやさしい生活を心がけるようになったし、卒業後の進路選択においても、何かしらの環境活動を行っている企業につきたい、なんて考えている。

 

目に見えないことで言ったら、身近な人たちに対する愛情が深まった。

ボランティアをしていると、ある家族に入ってホームステイのような形で生活する機会もたまにある。

その中で子育てをするお母さんをそばで見たり、兄弟同士の会話を聞いていたりすると、「知らなかったけどお母さんこんなこともしてくれてたんだろうな」とか「兄弟って当たり前の存在だったけど、いなかったら全然違う人生になってたかも」なんてたくさんの気づきがある。

客観的に他の家族を見ることで、自分の家族のことを想う時間が多くなる。

 

 

まとめ

 ボランティアに参加する理由はなんだっていい。

ただ、「海外に来れて、人助けできて、楽しかった」で終わってしまうのは、ちょっとだけもったいない。

 

自分が参加すると現地にとってどんな影響があるのか、またそこで何を達成したいのかを明確にしてみよう。

ボランティア期間中の行動、そして成果が全く違ったものになる。

 

また、行く地域にとって本当に必要なことは何かを考えるのもボランティアの大事な役割だ。

お金や物資を与えることが果たして正しいのか?自分が本当にすべきことは何か?じっくりと考える時間があるとよい。

私はそれらを考えた結果、現地に心から気を許しあえる友達を作ることを目標にしている。

大勢の人に影響を与えることは難しいが、仲良くなった人と本音で話し合って、深い理解を得てもらうのは得意だからだ。

 

交換留学でもインターンでもなく、ボランティアを選んだことに関して後悔したことは一度もない。

もちろん、思いどおりに行かないことも多いが、どこでボランティアをしていても学ぶことの方が多い。

 

残り期間も、現地の人とのつながりを意識して全力で楽しみながら活動していきたい。