プラスチックはなぜ悪い?苦しむ海洋生物と、私たちにできること
こんにちは。
エコブロガーリトルミナミ (@lit_mina_eco)だよ☺
今回は、プラスチックごみを減らそう!というテーマの記事。
プラスチックごみはなぜ悪いのか?
その理由と、私たちにできることを伝えていくよ。
プラスチックごみの実態
「日本はリサイクル大国」は勘違い?!
世界水準で見ると、ごみのリサイクルを全然できていない日本。
ごみの分別・回収システムはしっかりしているのに、なぜリサイクル率が低いんだろう?
その理由は、回収されたプラスチックの70%以上が燃やされているからだ🔥
日本のプラスチック回収率は80%以上だが、
そのうち70%が燃やされ
真にリサイクルされているのは残りの10%程度のみ。
ちなみに、OECD加盟国の廃棄物リサイクル率の平均は36%、ヨーロッパ平均は43%だ。対する日本はというと、、21%…。
プラスチックを燃やすと、有毒ガスが発生する。
それらは、地球温暖化を加速させている。
製造技術向上によって、燃やしてもダイオキシンの発生しないレジ袋なども作られるようになった👏が、それでも地球温暖化に加担していることは間違いない🌐
2050年の海:プラスチックごみ>魚
世界経済フォーラム(2016)では、
「2050年、海には、魚よりもプラスチックごみの方が多くなる」
という推計が報告された。
プラスチックは軽い。
そのため、陸上からカンタンに海へと流れ出る。
海に流出したプラスチックは、それ以上行き場がなく、ずっとそこに溜まり続ける。
海がプラスチックでいっぱいになるのも、時間の問題だ。
驚くべきことに、無人島や北極付近の海、さらには海底でも、プラスチックごみは大量に見つかっている。
ごみのない、きれいな海は、もうどこにもなくなってしまったのかもしれない。
プラスチックはなぜ悪い?
海の生き物を殺している
プラスチックごみが海に流れ着いて、そのせいで大量の海洋生物が犠牲になっている。
海の生き物たちは、誤ってプラスチックごみを食べてしまうのだ。
- プラスチック自体の有毒性による死
- プラスチックが体内に詰まってしまったことによる死
- 窒息死
などが引き起こされている。
恐ろしいよね。
海に住む生き物にとって、プラスチックごみはもはや凶器になっているようだ...。
海の末路
このままでは、魚のいない、有害物質まみれの海になってしまう日がいつかくる。
いや、目前まで来ている。
先にも述べた通り、
既に海洋生物は犠牲になっている。
クジラの胃袋からレジ袋が大量に出てきた、なんて信じがたい報告もある。
世界中の人々がさらなる豊かさを求めて、プラスチック利用を加速させたらどうなるか?
もっとひどい状況になることは、想像に難くない。
※ちなみに、プラスチックは軽いため、ポイ捨てをしなかったとしても最終的に海に流れて行ってしまう割合が多いらしい〜〜〜泣いた。
私たちの次の世代の子供たちは、有害なプラスチックを食べた魚を食べる可能性も懸念されてる。。
私たちにできること
海の汚染を食い止めるためには、みんなの力が必要だ。
どんなに努力したって、ひとりだけじゃどうにもならない。
日常でできるアイデアを挙げてみたので、やってみようかな〜って思うものがあったらぜひ実践してみてね👍
リフューズ(Refuse)「断る」
・レジ袋を断る
・プラスチックスプーンやフォークを断る
・プラスチック製品を買わない
・パッケージはプラスチックより紙のものを選ぶ
慣れたら、レジ袋をもらうことに抵抗を覚えてくるはず🙌
レジ袋は有料化が義務付けられたし、断りやすい環境になってる!
エコバッグ持参するの忘れた時も、いつものように「袋は大丈夫です」って言ったら、レジスタッフに「ほ、ほんとにいいんですか」と心配されたのも笑い話(笑)
無理矢理手持ちのバッグに詰め込んで、唯一入らなかった豆乳パックは手で持って帰った(哀れ)
リデュース(Reduce)「減らす」
・いろ○すみたいに潰せるペットボトルを選ぶ
・シャンプーなどは詰め替えて使う
・小分けになっているものを買うより、まとめ買いをする
・パッケージはプラスチックのより少ないもの、または紙のものを選ぶ
使われているプラスチックがより少ないものを選べば、支出が減らせる可能性も💸
お菓子は、手作りしちゃえばプラスチックごみを出さなくて済む。
市販のお菓子が食べたい時も、個包装のものより大容量のものの方がごみが少ないし、安く手に入れられるっ!
リユース(Reuse)「再使用する」
・使わなくなったものを人に譲る
・ペットボトルなどは洗って繰り返し使う
・DIYの材料として使う
・使い捨てのものはなるべく買わない
🙅♀️即捨てる🙅♂️
🙆♀️社会で役立てる/大事に使う🙆♂️
お片づけブームがきて、いらないものを即捨てることに抵抗がない人も増えている。
筆者もかつてはその一人だった。
気なくなったお洋服を、燃えるごみとして出したこともある。
同じ価値を持つモノでも、
❶必要としている人に使ってもらう
❷捨てて、海洋生物の死因となる
どちらがより良い行き先であるかは、サルでもわかる。
どのような選択をするべきか、もう一度よく考えてみよう。
プラスチックに頼らない生活へ!
ヨーロッパやカナダでは、プラスチックの使用禁止が宣言されていたりもして、世界中で脱プラスチックの動きが盛んになっている今日この頃。
それは、プラスチックごみが海の生き物の命を奪い、地球温暖化をも深刻化させているからだ。
苦しむクジラを守るため、地球の美しさを守るために行動できるのは、私たち人間だけ。
積み重ねた環境汚染の責任を取るのもまた、人間であるべきだ。
消費者としてできることはたくさんある。
ゴミを出さない暮らしってなんだかワクワクするのは筆者だけだろうか?(笑)
まずは、「断る」「減らす」「再使用する」を意識してみよう。
一人一人の行動が変われば、きっと大きな力になる!