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ちいさなクリスマスマーケットにときめきが止まらなかった【ドイツ】

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12月といったら、そう、クリスマス。

 

ここドイツではクリスマスマーケットが有名だ。

 

せっかくドイツにいるけど、ド田舎暮らしだし行けないかも。と割とネガティブに考えていた。しかしそんな私の悲しみをよそに、ホストのおばあちゃんが「日曜日に村のクリスマスマーケットに行かない?」と当たり前のように連れ出してくれた。そう、こんなに小さい村でも開催されているくらい、ドイツでは定番の行事らしい。

 

今回は、ドイツのとある小さな村のクリスマスマーケットが素敵すぎたので、その思い出について浸りながら魅力を伝えたい。

 

 

 

 

 

クリスマスマーケットって?

ドイツを筆頭に、ヨーロッパの各地でアドベント期間(11月末~12月24日の午前中)に開催される、伝統的なマーケット。その歴史は古く、なんと始まりは14世紀だとも言われる。(毎年開催されると思うとすごい!)

 

マーケットは基本的に屋外で開かれる。広場の中心にはクリスマスタワーが飾られ、グリューワインやお菓子が売られる。周りにはたくさんの屋台が並び、ホットドックやホットドックやホットドックなどのフード、クリスマス雑貨から日用品、洋服までなんでも売っている。寒いクリスマスの時期に、グリューワインであたたまりながら、綺麗なイルミネーションを楽しみながら、かわいいお土産を探しながら、大切な人と幸せに過ごせるっていう、素敵な場所だ。

 

 

 

ドイツで有名なクリスマスマーケット

ニュルンベルク🎄

世界三大クリスマスマーケットの一つ。中世の街並みがそのまま残っており、毎年200万人が訪れるらしい!

公式サイト Nuremberg Christmas Market - christkindlesmarkt.de

 

ドレスデン🎄

ドイツ最古のクリスマスマーケット。こちらも世界三大のうちのひとつ。市内のあちこちで開催される。

公式サイト Dresden Striezelmarkt – Christmas Market Saxony (Germany) – Official Website | City of Dresden

 

シュトゥットガルト🎄

世界三大クリスマスマーケット最後のひとつはここ。とにかく規模が大きい。屋台の数はなんと約300軒⁈最も美しい屋台はどこだ選手権的なものも開催されるらしく、その影響もあってか一軒一軒の屋根もステキなんだって。

公式サイト Home: Stuttgarter Weihnachtsmarkt 28.11. - 23.12.2018

 

ベルリン🎄

伝統的なクリスマスマーケットだけでなく、ユニークなマーケットも多いという。環境に優しい、エコを意識したマーケットもあるらしく、他の都市とはちょっと違った面白さがある。年末年始まで開催されるなど、さすがは首都ベルリン。

公式サイト https://www.weihnachteninberlin.de/weihnachtsmaerkte/971676-955635-weihnachtszauber-gendarmenmarkt.html

 

フランクフルト🎄

日本から直行便が出てるフランクフルトは、アクセスのよさが魅力的。1393年からの歴史を持つ、落ち着いたムードのマーケット。

公式サイト Christmas Market | Frankfurt Tourism

 

ミュンヘン🎄

最近人気が上がっているというミュンヘン。都会的なイメージを持つかもしれないが、意外にものどかな雰囲気のある街。「グロッケンシュピール」という仕掛け時計の鐘の音が響きわたって、心に残る夜になることまちがいなし。

公式サイト https://www.muenchen.de/int/en/events/christmas-market.html

 

その他いろいろ🎄🎄🎄
調べていくとわかるのだが、割とどこでも有名なクリスマスマーケットやってる。(^。^)

 

 

小さな村のクリスマスマーケットで、幸せな気分に

 今回訪れたのは、ミュンヘンから電車で1時間半ほどの街Uttingのちいさなクリスマスマーケット。

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小さなマーケットだけど、村じゅうから人が集まって、会場内は活気で満ち溢れていた。

 

まず面白かったのが、来場者同士の知り合い率の高さが異常だという点。連れて行ってくれたおばあちゃんも、人とすれ違うたびに「彼は私の友達の○○よ」「あの女性は○○に住んでいてね~~」と驚くほどたくさんの人を紹介をしてくれた。もちろんそれぞれの人に関する記憶は残っていない。

 

そんな人々の距離の近さは、地元の夏祭りの空気感を蘇えらせた。

小さな子供同士が戯れていたり、家族ぐるみで訪れていたり。

 

ひとり旅してると、こういう「人とのつながり」がすごく魅力的なものに見えてくる。

みんなが幸せそうに再会を喜んだり、大事な人との時間をかみしめたりしている様子に、ひたすら愛を感じることができた。

 

誰かと一緒に行くなら都会のおっきな観光地もわくわくするけど、ひとり旅ならこういうローカルな方が断然好き。

 

 

 

 

みたいなことをふわふわ考えつつぼーっとしていたら、

おばあちゃんが気を利かせて買って来てくれた🍵

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アルコールが苦手なので、グリューワインではなくあったかいブドウのジュースみたいなものをいただいた。ほんとは本物ワインが飲みたかったけれど我慢。。マグカップはデポジット制で、返却するとその分のお金が返ってくる。もちろん、そのまま持ち帰ることもできるよ。

 

ちなみにグリューワインとは...ワインにシナモン等のスパイスやシロップを加えて温めて作るホットワインのこと。クリスマスマーケットに行けば100%売っている、これがなきゃ始まらない!っていうお酒。

 

 

 

 

ドイツといえばホットドック!グリューワイン、チョコレート、そしてホットドックを買うのが、典型的な楽しみ方なんだって。ここでは普段ビーガン生活をしているから、お肉は実に2週間ぶり。これは親族のおじさんが買ってくれた。みんなの心あったかすぎ。

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あつあつで、皮がバリッッッとしていて、とってもおいしかった。

これで2.5ユーロ。

 

 

 

 

続いて、雑貨を見て回る。

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サンタさんモチーフはいたるところに売られていた。キャンドルや置物がお土産に人気みたいだけど、このマーケットは本当にちっちゃな規模のものだから、完全に地元の家庭に向けたラインナップを置いてるって感じがした。それがまた、ぬくもりに満ちていてとってもいいんだよね~。

 

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このキャンドルは、はちみつでできてるの!!!村のはちみつ農家さんの屋台で。

おじいちゃんが気に入って買ってた(*‘∀‘)

 

この時期にキャンドルを4つ用意して、クリスマス4週間前から、1週間に1つずつ点灯していくのがドイツ流らしい。

 

 

 

 

店員さんもさりげなくサンタ帽で、またほっこり。(この写真なんかこわいけど)

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こんな感じで、全体的に「地元の割とコアな夏祭り」を思い出させるような、人々がニコニコ語り合う姿が印象的な夜だった。

日本の夏祭りと違うのは、イルミネーションやグリューワイン、チョコレートのおかげで、ムードがかなりロマンティックであること。みんながこのイベントを楽しみに、大切にしていることが伝わってきた。日本のクリスマスの、一夜限りのパーティーのような雰囲気とは違った趣を感じる。

 

 

まとめ

 12月に入り、世界中のいたるところがクリスマスに向けて飾られはじめる。経済も大きく動くイベントであることは間違いない。

 

しかし、今回はじめてローカルなクリスマスマーケットに訪れて、それ以外の本当に大事なことに気づけた。

 

クリスマスは単なる消費活動であってはならない、ということだ。

クリスマスは心で感じるべきものだ。

 

大きなクリスマスマーケットももちろんわくわくするし、絶対に楽しい、間違いない。けれど、運営側にとっては「稼ぎ時」であり、そして私たち消費者は「手に入れること」ばかり考えていたりする。

 

もっと大切なことは、クリスマスという大事なイベントを豊かな気持ちで過ごせるかどうかだ。

 

クリスマスマーケットを訪れる際には、お買い物に夢中になりすぎず、その場の空気感を存分に楽しめたら最高に幸せだなあ、と思った。

 

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