KALDI(カルディ)でのコーヒー豆の選び方を元スタッフが教えるよ
所狭しと並んだ輸入食材や変わったお菓子、調味料。
珍しい食品が多く、店内をぐるぐる回り続けてしまう人も多いのではないだろうか。
そんな魅力的なお店KALDIであるが、ここではお得においしいコーヒー豆を手に入れることができる。レジの前にある、コーヒー豆で埋め尽くされたショーケースには、世界中から運ばれてきたコーヒー豆がなんと一年中常に30種類以上!そのほかに季節限定のものも合わせると、選択肢はもっと広がる。しかし、そんなに多くの選択肢があるとなると迷ってしまうお客さんも多そうだ。今回は、KALDIでのコーヒー豆の選び方を、元バイト戦士目線からお伝えしていく。
コーヒーの種類
まず、コーヒー豆はブレンドかストレートどちらかのタイプに分けることができる。
ブレンド:複数のコーヒー豆を混ぜ合わせたコーヒー。ブラジル産とコロンビア産が混ざっていたり。
ストレート:一つの種類のコーヒー豆だけのコーヒー。
ブレンドのお豆の特徴としては、風味に複雑さがあったり、マイルドな味わいになったりする。飲みやすいものが多い印象。万人受けするのでプレゼントにも選びやすい。
逆にストレートのお豆は、使用されたコーヒー豆の風味をガツンと強く味わうことができる。毎回決まったストレートのお豆を注文してくれるお客さんは、「コーヒー好きなんだなあ」と勝手に解釈していた。(笑)
KALDIは、ブレンド・ストレートともに
たくさんの種類を取り扱っている。
元スタッフのおすすめコーヒーたち
まず、ブレンド。お勧めしたいものがたくさんあって、厳選するのにかなり悩んだよ。
1.マイルドカルディ
一番人気のあるコーヒー豆で、これはブラジル、コロンビアなどのコーヒー豆をブレンドしたものである。店頭でサービスとして配られているのがこのマイルドカルディ。(配布されているものはミルクとお砂糖が入っているが、実は「ブラックで」と一言でミルク、お砂糖抜きのものを受け取ることができるのだ(*'▽')やってみて(*'▽'))
酸味と苦みのバランスが非常によく、ミルクやお砂糖ともよく合うのに、価格もお手頃。約20杯分で496円なので、一杯25円くらいで美味しいコーヒーが飲めるってこと!
こちらはグアテマラ産の2種類のお豆をブレンドしたタイプ。深煎りで苦みが強く、「目が覚める」味わい。個人的に酸味の強いコーヒーがそこまで好きではないため、グアテマラフレンチは大好きなコーヒーの一つだ。フルーティーな香りも楽しめる。味も強いが、香りもかなり印象に残る。コーヒーをよく飲むという人にとってはかなり優秀な商品だと思われるが、プレゼントなどで人にあげる際には相手の好みを聞いてからにしよう。
こちらもグアテマラ産のコーヒー豆使用。商品名がやたらと長くバイトとしては覚えるのが大変だった思い出があるが(笑)、このコーヒー豆はただ美味しいだけでない。ウーマンズハンド=女性たちの手、フェアトレード=公正な取引という訳からも分かる通り、グアテマラの女性たちによって栽培されたお豆を公正な価格で販売しているちょっとだけ特別な商品だ。途上国での労働力搾取が問題となっている昨今、このような取り組みを意識的に行うことは重要だ。しかも本っ当においしいの。上の二つに比べて口当たりは軽めで、朝の目覚めに飲みたくなるようなような優しい爽やかさを感じることができる。私たちがおいしくコーヒーを飲むだけでグアテマラの女性たちも笑顔になると思うと、すごくHAPPY!
次はストレートのおすすめコーヒー!ほんとはブレンドまだいくつかおすすめある(特にイタリアンロースト)んだけど、とりあえずお勧めしたいランキングトップ3だけ。
これ、今回紹介する中で一番好き。ブラジル産です。甘いの飲める方、ぜひミルクとお砂糖を入れてみてほしい。これが本当にキャラメルみたいな味になって最高だからお試しあれ。香りはふわっと甘く、女性なら確実に好きだと思う!間違いない!!!(責任は負いません。)
正直そこまで人気のある商品でもなかった気がするけど、「前に飲んでおいしかったから♪」とリピート買いして行かれる奥さんもいた。心の中で「分かってるねー!」と叫んでいた。いやむしろ、レジしながら分かってますねー!って言ってた気がする(笑)
2.モカフレンチ
こちらはエチオピアから。名前かわいいし、香りもかわいい。バニラっぽい甘い香りが広がる。お豆の色はかなりダークな印象で、苦みが強くて後味しっかり系。ちびちびゆっくり味わいたいコーヒーかな。ティータイムにケーキと一緒にあったら完璧だと思われる。あと、夏というより冬にのみたくなる感じ。香りだけみると女性向けっぽいけど、結構飲みごたえもあるし男女関係なくお勧めできる。
同じくエチオピアからはるばるやってきた。コク深し!こちら、実はカフェインレス。にもかかわらず、普通のコーヒーと変わらない満足感がある。コーヒーを滅多に飲まない人にとっては違いがまったくわからないはず。また、通常カフェインレスのコーヒーを作る過程で薬品を使用すると言われているが、こちらは天然水でカフェインを抜く技術を使っており、安心できる。カフェインを気にしている方でも楽しめる、優秀な商品だ。
※実店舗ではお取り寄せが必要みたいです
注文の仕方
【迷って決められない場合】
レジ近くにいるスタッフに声をかけると、丁寧に教えてくれる。コーヒーガイドという小さな冊子もレジ横に置いてあるので、手に取ってみるといいかも!
無事に注文したいお豆が決まったら、レジに並ぶ。
レジにて聞かれることは
・お豆どれにするか
・購入する量(一袋200g=約20杯分)
・挽いてほしいか、お豆のままがよいか
並んでいる間にこの答えを用意して置くとかなりスムーズ!
ご自宅にコーヒーミル(コーヒー豆をガーッと挽く機械)をお持ちの場合、お豆のまま購入をしてお家でその時間を楽しむのも優雅でステキ!コーヒーの器具持ってないよって方も、お店で挽いたものを持ち帰ることができるのでご安心を。挽いたものもお豆のものも、どちらにせよおいしく飲める期間は1ヶ月くらいと言われている。
まめちしき☕
店頭で配っているコーヒー、あんまーい、あのコーヒー。
実はクリーミーシュガーパウダーという商品を混ぜていて、それがあのKALDI独特の味を生み出している。このクリーミーシュガーパウダー、私はお家にストックしてた。お菓子作りにも使えるし、何よりこれじゃないと超クリーミーなコーヒーはできない。
店内でコーヒーもらえるのいいけど、甘いの飲みたくないな、って人も、店頭のお姉さんに「ブラックください」と一言いえば快くブラックがもらえるし、実はミルクだけ、お砂糖だけでも対応可能だったりする。言うの恥ずかしがらなくてぜんっぜん大丈夫だよ。意外にめちゃくちゃ多いです、オーダー付きの方たち。前に並んでる人がブラックをもらってて、「私も」「私もブラックで」「じゃあ私も」「同じにしてもらえる?」って軽く5人くらい続くこともザラだった(笑)
あと、ウーマンズハンドフェアトレードブレンドもそうだけど、KALDIにはちょくちょくそういった社会や環境に優しい商品が売られている。コーヒー豆にもいくつかそういったものがあるので、気になった人は店頭へ。ショーケースに詳細書いてあるから読んでみてね。ビニール袋ではなく紙袋を選択するのも、みんなが積み重ねれば環境にいい影響を与えられるかも!
まとめ
KALDIにはたくさんの商品があってどれも魅力的で、長ーく悩んでしまう。特にコーヒー豆についての知識がない人にとっては、どれを選ぶべきか悩ましいだろう。そんな人たちの参考になったら嬉しい。
またコーヒー豆以外のお気に入り商品やひとくせあるものも紹介できたらいいな。